ツーリング 北海道 2日目 2010-08-04

富士見ヶ丘公園を無事(?)に後にし、今日は道道106号。オロロンラインです。

どうやら、昨日ずっと走ってきた道もオロロンラインという名称ですが、

よく紹介される電柱もガードレールもない真っ直ぐの道、

あるいは、プロペラが整然と並ぶ道は、道道106号に入ってからのようです。


昨日は、キャンプ場を求めて、幌延町方面に行くために、R232へ行きましたが、

今日は、稚内で宿泊(キャンプではない)しようと決め、道道106号を北へ向かいました。


道道106号を少し走ると、さっそく、プロペラが見えてきました。

実は、昨日、幌延町のキャンプ場から富士見ヶ丘公園に戻ったときに、

R232を南下しましたが、ちょうどそこからも右手にこのプロペラ群が見え、

遠かったですが、プロペラが一列に並ぶ様は距離があっても壮観といっていい景色でした。

せっかくなのでもちろん写真を撮影しました。

オトンルイ風力発電プロペラとVツインマグナ。

なんで同じ写真を二枚撮ったのかわかりませんが、せっかくなので2枚とも(笑

道道106号は北上すると右手にこのような↓

左手にこのような↓景色を望みながら走れます。

交通量もあまりないので、どんなバイクでもマイペースで楽しめる道だと思います。

しばらく走ると道が真っ直ぐでしたので、また一枚。


サロベツ原野を右手に望みながら道道106号を上っていきましたが、

せっかくなので、サロベツ原野を突っ切るように通っている道道444号へ。

交通量は皆無。天気も良。最高のコンディションでサロベツ原野を走る。まさに至高。

サロベツ原野とVツインマグナ3枚組みです。


道道444号を堪能し、道道106号へ戻るためUターンしたわけですが、

ここでちょっとした誤算がありまして、僕は道道444の終わりまで行って、

引き返してきたので、ガソリン残量が不安になっていたのです。

それでも、稚内に入る途中にガソスタくらいあるだろうと気にしなかったのですが、

実際は、道路標示板には「稚内」の前に「抜海」という場所がありますが、

ガソスタはありませんでした…。

昨日、北海道を走ったときの燃費から、この先どの程度走ることができるのかは、

ある程度わかっていて、稚内まで、マジでギリギリもいいところでした。

まずい。いよいよまずいことになったかもしれないと、思い始め、

少しでも航続距離を伸ばすために60キロ巡航を忠実に守り走ることによって、

これまでで最高の燃費(28km/ℓ)を達成し、稚内までたどり着くことが出来ました。

ちなみに、地元にいるときの燃費は20km/ℓ程度なので、驚きでしたが…

また、逆に、ガソリンを気にして、60キロ走行したことが幸いして、

オロロンラインを快適にクルージングしながら景色を楽しむことができました。

これが噂のガードレールも電柱もない、オロロンラインの直線。


稚内に到着したのは、まだ午前9時過ぎ頃という早い時間でした。

ガソリンの恐怖がなくなったため、セイコーマートで朝ごはんを食べて、

その安さに驚きつつも、今日の寝床探しをさっそく始めました。

(キャンプが怖いので)ライダーハウスユースホステルの利用をしようと思い、

良さそうに思えた、稚内モリシパYHに今日は泊まろうと思い、

午前10時ごろに電話をかけてみましたが、まぁ普通に大丈夫でした。


寝床を確保できたので、次はおいしい御飯が食べたいと思って、

野寒布岬(ノシャップ岬)の方に行って、海鮮丼を食べることに。

この海鮮レストランシピリカというお店で海鮮丼を食べました。

実は、このときウニを初めて食べたのですが、不思議な味ですね…

これまで親父に何回か「ウニってどんな味?」って聞いても明確な答えがなかった理由が、

なんとなく分かった気もします。

ただ、癖のある味なので、ビールのように少しおいしく感じるまでに時間が必要な

食べ物のような気がします。

レストランの階下はおみやげ屋さんだったので、色々見たのですが、

いくらなんでもお土産を買うにはまだ早いということで、目に付いたのはTシャツ。

結構欲しくなるデザインのTシャツだったので数種類欲しかったのですが、

荷物が増えてしまうので、オロロンラインのROUTE106のシャツを購入しました。

そのまま、すぐそこにが野寒布岬でしたので、写真を撮影。

野寒布岬からみえる海。よく晴れていたため海沿いにいるのは気持ちよかったです。

野寒布岬は食事処も多く、観光地的な場所のため人も多かったです。


野寒布岬を出て、しかし、まだユースホステルに行くには早すぎるため、

どうしようかと考えたのですが、浮かんできたのは、もう一度オロロンラインでした。

今度はガソリンの心配なしで(笑

ただオロロンラインに戻るのもアレなので、R40沿いにある名山台展望台によりつつ、

それから、もう一度サロベツ原野を通る道道972を通って行こうと決めました。

名山台展望台です。パーキングとちょっとした売店休憩所と併設していました。

展望台へはパーキングから階段を上るのですが、上りきったところが展望場所です。

サロベツ原野を一望……でき…る…はずですが、写真のように、

下の部分を木が邪魔しているため、あんまり見えませんでした……


道道972号も、交通量はほぼないので、晴れていれば最高の道です。

また、オロロンラインに出てひたすら北上していきました。

抜海を通り過ぎて少しすると、稚内市街に入る106号と、254号に分岐しますが、

マップルに載っていた、最北端の温泉「童夢」に入るため、254号に入りました。

位置が位置なのか、利用者が多い温泉でしたが、色々な湯があって楽しめました。

にしても、どこへ行ってもバイクの駐車には気を使いますね。。

バイク置き場に比べ、車のスペースがでかいため、駐車場に入ったときに、

パッとどこにバイク置き場があるのか分からないところが多いですし、

そもそもバイク置き場なんて考慮されていない場所も多々あるんですよね…

この童夢でも、車スペースはやたら広いので空いているところに停めたら、駄目みたいで

中にいた受付の人が来て、「こちらに停めて下さい」ってな感じでした…


温泉に浸かって、時間も潰れたので、さっそくユースホステルのほうへ行きました。

何となく、この辺りかなぁとブラブラしながら探したのですが、見つからず、

路肩に停めて、地図を確認していたのですが、

近くの家に住んでいるオジサンが出てきて、声を掛けてきてくれました。

どこへ行くのか聞かれたので、モリシパYHを探しているんですが…と言うと、

詳しく教えてもらった上にアイスもくれたので、少し話してお礼をしてから出発しました。

後、昔はバイクに乗ってた様で、マグナが250ccと言ったら驚いてました。


稚内モリシパYHに着いて、受付を済ませ、部屋の方に行ったのですが、

まだ時間も夕方のためか、他の人は居らず、まだ時間もあったので、

今日のうちに宗谷岬に行ってみようと思い、荷物を置いて行ってみました。


R238をずっと走って、宗谷岬に行くと、ちょうど夕暮れの時間でした。

有名な宗谷岬のオブジェです。ファミリーが結構多かったです。

宗谷岬とVツインマグナ。

良く知らないのですが、なんとかって言う人の像もあります。

宗谷岬から、沈む夕日とマグナ。

宗谷岬の裏は、昔、週間少年マガジンで連載していた、とある漫画のせいで、

崖だと思っていたんですが、崖じゃありません。

こんな感じで岩があり、すぐに海となっています。


さて、ここで、日本最北端のガソスタがあるっていうので、

記念に燃料をいれました。ココでは、ガソリンを入れると、

最北端の給油証明書と貝殻のお守りをもらうことができます。


ユースホステルは素泊まりのため、帰りにカニラーメンを食べてから戻ると、

部屋には、僕以外に3人の人の荷物が置いてありました。

しばらく布団にシーツを掛けたり、0円マップを見ている間に、

一人が戻ってきました。チャリダーのオジサンで、すごいやさしい人でした。

一通り、どこから来たのかなどを話しているうちに、もう一人戻ってきたのですが、

外国の方で、おそらくロシアの方でした(おいてあった分厚い本にRussianとあったので)

外国の方って、割と饒舌でフランクな印象を持っているんですが、

あまりお喋りなほうではないのか、挨拶だけした後は、何も会話はなかったです。

というか、外国の方に話しかけるのは勇気がいりますね…

向こうが日本語が無理だったら、逆立ちしてもロシア語なんて僕には無理ですし、

英語も実際、話すとなると出てこないですからね…


と言うわけで、もう一人の方(チャリダー)が戻ってきてから、

どうやらチャリダーの二人は朝の5時には出発すると言うことで、

21時前には就寝しました。本当に北海道では健康的な生活でした(笑)


そんなこんなで、砂利での転倒から始まった2日目でしたが、

北海道での二日目を無事に終えることができました。良かった良かった。

続く。