ツーリング 北海道 3日目 2010-08-05

稚内モリシパYHを出発したのは、朝の7時前頃になりました。

同室のチャリダーの二人は5時過ぎに出て行き、その後からダラダラ準備。


本日のルートはこんな感じです。

昨日と同じR238を通って、宗谷岬を通り過ぎて一時間ほど走ったでしょうか?

R238沿いにある道の駅「さるふつ公園」に到着しました。

まだ早い時間なので、お店ののぼりの準備などしている時間帯でした。

道の駅としてはかなり大きいところでした。少し休憩してから出発。


このまま海沿いを進んでも良かったのですが、何かおいしいものが食べたかったので、

0円マップで紹介されていた名寄市にある三星食堂でジンギスカン定食を食べようと、

海沿いからR275へそれて、名寄市を目指しました。


名寄まで快走し、市内に入ったものの、食堂を探すのに30分くらいかかってました(笑

ジンギスカン定食、紹介されていた通りボリュームがある定食でした。


名寄を後にし、そろそろ今日泊まる場所を考えないといけなかったのですが、

候補としては、道の駅「興部」の中にあるルゴーサエクスプレス出会いの宿、

ライダーハウス「時の遊び」、北海道ライダー&チャリダー共和国の3つを考えてました。

名寄からR239を走り、オホーツク海に向けて走り、

興部のルゴーサで泊まれそうになければ、他の2箇所に行こうという感じです。


道の駅「興部」に着いたのは、15時過ぎくらいだったと思います。

何キロ走ったのか覚えていませんが、山道をひたすら走り、かなり疲れていました。

興部に着いたら、おこっぺアイスやチーズを食べようと思っていたのに、

完璧に忘れてましたね…そのくらい疲れていました。


名寄からR239を走ると、右手に電車型のルゴーサエクスプレス出会いの宿が見えました。

とりあえず、通り過ぎながら様子を見ると、手前の駐車場に一台バイクが止まっており、

ライダーが一人、バイクの調子を見ていました(バイクに付着した虫を取っていたそうです)

一応、ぐるりと回って、大き目の駐車場にバイクを停めて、宿泊所を見に行きました。

ルゴーサエクスプレス出会いの宿です。電車の内部を改装して、

中に、タタミ敷きのスペースを作ってあり、そこで寝泊りできるようになっています。

ちなみに、電車は2両あり、片方は内部が改装され泊まれるようになっていますが、

片方はそのまま電車のままです。僕が行ったときは子供たちの遊び場になっていました。


電車の周りを様子見していると、さっきの駐車場のライダーの方がいて、お話しました。

どうやら、今までにも何度もココに泊まったことがあるらしく、

この時間にいれば、確実に泊まれるから大丈夫、と教えてくれました。

とりあえず、バイクを電車に近い駐車場まで移動させました。

このオジサンライダーはVMAX乗りで、僕がマグナを持っていくと、

自分も昔、Vツインマグナに乗っていたから懐かしいと言っていました。

マグナの後に、VMAXに乗り換えて10年ほどだそうです。

にしても、マグナからVMAX乗りかえってすごいですね…

やっぱり、でかいし重たそうで、今の自分じゃ次のバイク候補としては無理そうです。


どうやら、ルゴーサエクスプレスに泊まるには、道の駅の受付で手続きするようで、

オジサンに付いて行って、道の駅で宿泊の手続きをしました。

0円なので、紙に名前とか住所を記入するだけです。


手続きが終わって、電車内に入りました。

大体10人くらいは雑魚寝出来そうなタタミのスペースがあります。

また、扇風機、電気、コンセント、布団もあり、0円にしては設備が良いです。

女性のための仕切りカーテンもありました。

トイレも道の駅のを使えるため、初めて利用しましたが、おススメの宿泊場所だと思います。


とりあえず、荷物を入れて、オジサンと近くの共同風呂まで行きました。

道の駅のすぐそばの風呂で、400円くらいだったと思いますが、

番台が男女更衣室の中間にあるタイプの風呂屋で、番台は40才くらいのおばちゃん…

疲れを取りに風呂に来たのに妙なところで疲れました…。

ちなみにシャンプーも石鹸も何もないので、正直、400円は高すぎるかと…。


風呂も終わり、近くに生協(だったっけ?)があるらしく、

ビールでも飲もうと言うことで、買出しに行きました。

スーパードライをご馳走になり、オジサンのおススメのつまみの魚肉ソーセージも頂きました。

このVMAX乗りのオジサンとは色々なことを話しました。

北海道のことや、バイクのこと、就活のことから始まり景気がどうとか、派遣がどうとか、

ビール飲みながら、暗くなるまで2時間くらい喋っていました。

もう仕事は定年を迎えており、年金受給で、今は勤め先でパートとして再雇用されて

働いているんだけど、景気の影響で、来年には切られるかもしれない。

そうすると、お金を貯められないから、北海道に来るのも今年で最後かもしれない。。

ということを事を言っておられました。

確かに、北海道ツーリングをするには何だかんだでお金が結構かかりますからね…

なんだか少しばかり寂しそうにしていました。


辺りも暗くなり、電車の中に戻りました。

この日は、僕とオジサン、CB750のオジサン、カブの爺さん、スティードの爺さん、

韓国人の学生チャリダー2人組み、チャリダーの兄ちゃん、での宿泊となりました。

これは人数としては多い方らしく、いつもはもっと空いているそうです。


夜になり、オジサンに北海道のおススメの場所を聞いたのですが、

ひとつはナイタイ高原です。ココは行ってみた方がいいと勧められました。

後は、「ひとつぶの麦」という、とほ宿を教えてもらいました。

3000円で、夕朝食付き、布団あり、洗濯機乾燥機あり、風呂ありで、

夕食後には、お酒を振舞ってくれる中々いい宿だと伺いました。


次の日の朝、

左から、Vツインマグナ、VMAX、スティードです。

準備をして、VMAXのオジサンにお礼を行って、興部を後にしました。


初の0円の宿泊施設でどうなることかと心配していた面もありましたが、

このオジサンに会い、色々と教えてもらって本当に助かりました。

北海道ツーリングの大きな楽しみの1つは、行く先々で出会いがある、ということだと思います。

この日は、それを知った一日となりました。

こういった楽しい出会いがあると、また行きたいなぁと思いますね。



次回は、快晴の中、知床を走ります。続く。