ツーリング 北海道 6日目 2010-08-08

北海道ツーリング6日目にして、あるトラブルが起きました。

このため、写真を撮る余裕もなく、今回は写真はほぼなしの日です。申し訳ありません。


本日のルート。

後でルートを載せます(根室→帯広)

朝、鈴木食堂でサンマ定食を食べました。

おばちゃんに若いんだからと、おかわりを勧められ満腹状態となりました。

チャリダーの二人が先に出発し、その後、夫婦ライダーの二人が出発。

例によって、準備に手間取った僕は最後に鈴木食堂を後にしました(笑


根室市街へ向けて走ると、すぐに大学生チャリダーに追いついた。

追い越し際に手を振ると、笑顔でブンブン振り返してくれて、とても嬉しかったです。


根室には特に寄らずに、釧路方面へ向かいました。

午前中の間には釧路市街へ到着し、本日、宿泊する帯広の安ホテルに電話予約しました。

釧路市街を抜け、車がビュンビュン走るかなり広い道路に出たのですが、



こんな感じの場所があったので、地図を確認がてら休憩しようとマグナを止めました。

そして、さぁ出発というときになって、スターターがウンともスンとも言わない...

キルスイッチは...大丈夫だし...まさかバッテリー上がったのかな...?

などと考えましたが、今朝あんなに勢いよく回って、ここまでずっと走ってきたのに、

バッテリー上がりな訳はないよな...とは思いつつも、念のために押しがけすることに。

この狭いスペースで押しがけ、何往復しても全然ダメで、

汗だくになりながら、途方に暮れそうになりました。


すると、向こうから赤い車がウインカーを出して、こちらに寄ってきてくれました。

ドライバーのおじさんが「どうしたの?」と声を掛けてきてくれて、

事情を説明すると、「手伝ってあげる」と言って下さり、

少し先にあったお店の駐車場を借りて、そこで点検することになりました。


赤い車はLAND ROVERという車で、家族3人に犬が一匹の旅行のようでした。

奥さんに、「こうゆうのは焦ってもしょうがないから」と声を掛けて頂いた上に、

僕が汗だくだったので、冷たいコーヒーまでご馳走してくれました。

本当に、今思い返してもこの方たちに助けて頂けなかったら、どうしてただろうと思います。

本当に感謝です。


おじさんは、以前にモンキー等をいじっていたこともあるらしく、

バイクの電装系に関してもかなりの知識をお持ちのようでした。

まず、念のため車のバッテリーをつないで試しましたが、やはりダメでした。

次にヒューズのチェックをしましたが、どれも切れているものはなく、これも違う。

すると、おじさんが原因を次のように予想してくれました。

  • スタータースイッチが壊れている。

となると、応急処置は難しいので、とにかく帯広まで行ってから、

ホンダのバイク屋さんを探して修理してもらう、ということになりました。

とにかく、エンジンをかけるために、セルモーターに直接バッテリーを接続し、

エンジンを掛けるという、荒業で何とか走れるようにはなりました。

いやはやこんな方法は思いつきませんでした...


帯広までの道中、色々とお世話になり本当にありがとうございました。

また、あらためて会って直接お礼を言いたいです。


帯広では、競馬場?の正面にある「山栄モータース」さんにお世話になりました。


裏にある整備場にバイクを運び入れ、事情を説明したところ、

サービスマニュアルを取り出して、チェッカーで電気の断線箇所を調べてくれました。

原因は、おじさんの予想通りのスタータースイッチの故障でした。

とはいえ、マグナの予備スイッチが都合よく置いてあるはずもなかったため、

別のスイッチを急遽作ってくださり取り付けてくれました。

そして、見事にマグナ復活。

山栄モータースの社長さんは、これから北海道でお金が掛るだろうからと言って、

1時間以上も作業して下さったにも関わらず、2,000円にしてくれました。

僕の普段利用しているユー●●ィアは、オイル交換の工賃だけで2100円も取るのに...

大手バイク販売会社は、システマチックになりすぎて、温かみがないんですよね。

こちらの社長さんとは少しお話をしましたが、とても良い方でした。

山栄モータースさん、本当にありがとうございました。

次回、北海道にツーリングに行った際には必ず寄らせていただきます。


山栄モータースさんを後にし、予約した安ホテルへ向かいました。

夕御飯を食べようと、帯広市街を歩きましたが、この日はちょうどお祭りだったようで、

かなり混んでいたので、コンビニで軽く済ませることにしました。

この日は色々あってとても疲れたので、すぐに就寝しました。

続く。



追記

押しがけはすごく恥ずかしいことがわかった。

なんかめっちゃ見られてましたんで...別の意味で疲れました。。

そして、バイクが当たり前のように動くことが、どんなに嬉しいことかを知りました。