Vツインマグナ オイル交換 フィルター交換

オイル交換は、メンテナンスの中では割と早いスパンでやってくる作業ではないでしょうか?

ですが、僕の場合、お店に全ての作業を頼むと、

オイル交換工賃(2,100円)+フィルター交換工賃(1,575円)+オイル代+フィルター代

となっているため、工賃だけで約3,700円もかかってしまうわけです。

こんな金額を払うのはちゃんちゃらおかしい、ということで自分で行っています。

また、オイル交換は基本のメンテなためか、ブログ等で紹介されている方が割と多く、

記事としての需要はあまりないような気はするのですが、

より詳細に作業ログを取れば参考になるかと考え記事にまとめておきます。



                  -交換用オイルについて-

Vツインマグナのサービスマニュアルによれば、交換用オイルは、

ホンダウルトラGP(4サイクル二輪車用)
SAE10W-40またはSAE20W-50

と明記されていますが、現行の純正オイルは名称に変更があったようで、

この名称のオイルは現在は販売されてはいないようです。

ホンダHPから入手可能なマグナの説明書によれば、現在の推奨オイルは、

ホンダウルトラG1 10W-30

と明記されていますので、ウルトラG1を使用すれば問題はないでしょう。

また、他にもG2やG3などグレードの高いオイルもあります。

   
                   -必要なオイル量-

オイル交換時:1.9リットル

フィルター交換時:2.1リットル

                   -以下、交換作業-

準備したもの。


  • ホンダウルトラG2
  • オイル注入ノズル
  • フィルターエレメント(交換用Oリング付属)
  • 耐油手袋
  • オイル受け皿


まずは、現在バイクに入っているオイルを抜きます。

バイクのエンジン下部を覗き込むとこんな感じになっています。

写真中央の大きな円形部分にはオイルフィルターが入っています。

その右上のボルトがドレンボルトなので、まずはこれを外します。

受け皿を下に準備して、ドレンボルト(ボルト径14mm)をレンチ等で取り外します。

ドレンボルトを外すとドボドボとオイルが出てきます。

ボルト径14mmと書きましたが、サービスマニュアルには12mmと記載されています。

僕のマグナはドレンボルトが別のものに交換されているのかな...?

とにかく、サイズの合うレンチ等をご使用ください。


同様に、オイルフィルターの入っているボルト(ボルト径12mm)も外します。

こちらも外すとオイルがかなり出てくるので注意です。

中からはこんな↓↓感じのものが取りだされます。


  • オイルフィルターエレメント(写真左)
  • フィルターカバー(写真中央)
  • センターボルト(写真右)
  • スプリング(写真上の右側にあるやつ)
  • スプリングワッシャー(写真上の左側にあるやつ)

以上の5点を取り出すことができます。


このとき、バイクを下から覗くとこんな感じになっています。

ここにフィルター等が入っていたわけですね。


オイルフィルターは、新しいものと交換します。

フィルターカバーには大きなOリングが付いていますので新しいのと交換します。


                          ↓↓↓

マイナスドライバーなんかを使えば上の写真のようにOリングが楽に外せました。

センターボルトには小さなOリングが付いているので新しいのと交換します。


                          ↓↓↓

こんな感じで取り外せました。

また、新しいOリングには、新しいエンジンオイルを塗布してから取り付けます。

なんかOリングは交換しなくても十分いけそうだったけど...


次は、取り外したフィルター類を組み立てます。


                          ↓↓↓

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                          ↓↓↓

                          ↓↓↓

こんな感じで組み立てます。


後は、ボルトを締めて取り付けるだけですが、

ボルトは締めすぎるとエンジンが熱くなった際に、膨張し破損させることがあるそうなので、

トルクレンチ等で適正トルクで締めるのが安全です。

ドレンボルト トルク:3.0kg-m
フィルターのボルト トルク:1.8kg-m
※トルク等は対応する年式のマニュアルを必ず参照してください。


ボルト取り付け後は、新しいエンジンオイルを規定量入れれば終了です。

今回はフィルターを交換したので、2.1リットル入れました。

オイルの量が分かるように小窓がありますので、これを見て入れます。

上の溝が上限で、下の溝が下限を表しているので、上限まで入れるそうです。

このとき、車体を垂直にしないといけないため、一人だと大変です。

僕は、バイクブロス等の分厚い雑誌をスタンドの下に置いて対応しています。

最後に、エンジンを始動し、漏れなどがないか確認して作業は終了です。




メンテナンスに関しましては、初心者である僕が行った内容ですので、

間違っている点があるかもしれません。参考程度にとどめるようにお願いします。

何かあっても責任は取れませんのでご注意ください。