WR250R FMFQ4マフラー + SP忠男PowerBox

WR250Rのエキゾーストパイプとサイレンサーを交換しました。

エキゾーストパイプは、SP忠男PowerBoxを選択。WR250R...というか他のオフ車やビッグスクーター用のラインナップもあるポピュラーなエキゾーストパイプらしいです。

このエキパイに付いている缶のようなものが膨張室と呼ばれているらしく、エキパイの長さ・太さも含めた設計により、絶妙な排気コントロールをしてくれるそう(^_^)。

サイレンサーはFMF Q4マフラーを選択。SP忠男PowerBoxは、このQ4マフラーに合わせて開発を行ったということらしいのでこちらにしました。

Q4の"Q"とはQuietの頭文字であり、音量を抑えた作りになっているようです。

とりあえず、どんな感じになるか車体に組み付ける前にエキパイとサイレンサーを組み付けてみました。

接続部分は特に何もしないでもピッタリ合いました。

取り付ける前に、まずは純正マフラー類の取り外しを行います。初めはエキパイガードを取り外します。プラスドライバー使用のためネジ穴をなめないようにグッと力を入れて取り外しました。

取り外したエキパイガードは、SP忠男PowerBoxに再利用します。

WR250Rはエキパイが非常に熱を持つため、特に夏のツーリングでは右足の脛部分が熱くて厳しいです。純正でも一部アルミテープが貼ってありますが、せっかく外したので隙間無くアルミテープを貼って少しでも熱が遮断されるようにしておきました。

次はエキパイとサイレンサーの接続バンドを締め付けているボルトを外します。

さらにエキゾーストナット×2を取り外し。エキゾーストナットはアクセスしやすくてとても外しやすいです(^_^)。

本当はサイレンサーからエキパイを引っこ抜きたかったのですが、あまりに固く固着してしまっていたので外せず、隙間にクレ556を吹いて様子を見ることに(^_^;;)。

クレ556が浸透する間に、ヤマハのマフラーに搭載されているEXUPの取り外しをしました。EXUP(EXhaust Ultimate Power valve)とは、マフラー内部に取り付けられた可変バルブのことで、ECUサーボモータをエンジン回転数などに応じて制御し、ワイヤーを稼動させてバルブの開度を調整する仕組みのことです。FMFQ4マフラーにはEXUPは付いていませんので、コレを外します。サイドパネルを外すとEXUPのバルブとワイヤーが見えます。

ナットを緩めてワイヤー先端のタイコを取り外していきます。

力づくでタイコを引っこ抜くのかと思いきや、ナットを緩めてやれば簡単にワイヤーを取り外すことができました。

EXUPを外したところで、エキパイとサイレンサーに戻ります。...が、やっぱり固すぎて外せず...サイレンサーの固定ボルトを2箇所外し...軽くこじるようにしてみました。

その結果...ようやく外れてくれました(汗)。この作業が一番大変で30分くらいかかったかなぁ...(^_^;)

苦戦するところもありましたが、純正マフラーを取り外し終えました。

EXUPのワイヤーはとりあずフレームにタイラップで固定しておけば良いかな...と思っていましたが、FMFQ4マフラーを取り付けると干渉してしまったため外しました。

ワイヤーを辿って反対側を見てみるとサーボモータに接続されています。

緑○のネジを外してやると...蓋がとれてワイヤーにアクセスできるようになります。なお、赤○のネジを4箇所外すとサーボの中身が出てくるのでご注意を。

この状態ではワイヤーを外しにくいため、青○のボルトを外して一旦サーボモータごと取り外します。後は下記写真の赤○部分の隙間からワイヤーを外せばオーケーです。ちょっと固いですけど隙間を開くようにしつつ、ワイヤーを引っ張れば簡単に取れますので大丈夫だと思います。

サーボモータは不要なため外してしまっても良いですが、その場合、サーボが接続されるカプラに市販されているキャンセルキットか抵抗を接続してあげないとメーターに警告表示がされるようです。要するに、抵抗を繋いであげることで、あたかもモータが接続されているかのように見せかけてECUを誤魔化すということですね(^_^)。僕はサーボモータは元に戻しました。

最後に、エキパイとサイレンサーの取り付けですが、非常に簡単です。さっき外したボルトやナットを使って取り付けるだけですから。エキパイとサイレンサーの接続部には液体ガスケットを塗布して排気漏れがないようにします。

これで完成。後は外装を元に戻すだけです。

    • -

実際に、FMFQ4マフラーとSP忠男PowerBoxの組み合わせで走ってみた感想ですが...何よりもまずウルサイ!Quietじゃないんか!?って突っ込みたくなるほどです。うるさすぎて後日、別売りのサイレントボムというバッフルを購入して取り付けています。

走ってみると、1,2速のギクシャク感が軽減されているように感じました。また、6速のままでも結構低速まで粘ってくれるようになりました...が、後日バッフルとしてサイレントボムを入れたところギクシャク感の方は元に戻ってしまったように思います...(^_^;;)

パワーが増した!とか高回転までスムーズになった!とかは劇的に感じるものは無かったですが、元々がアップマフラーでサイレンサー位置も高いため、2キロの軽量によりリヤがやや軽快になったようには感じました。

なお、燃費に関しても純正マフラー同等か、むしろ良化したんじゃないか?というくらい良いです。この前ツーリングに行った際は、それなりに回して36km/ℓでしたし。

総じてみるとかなり満足なカスタムでした。欲を言えばもう少し音量が小さければな...というところです。結局、音を下げるためにバッフルを入れると抜けが悪くなるためか、ギクシャク感が戻ってしまうような感じでしたので、不満な点はそのくらいですね。