エンデュリスタン ブリザードサドルバッグ

今年もGWが終わって、そろそろ夏のツーリングが視野に入ってきました。

去年はWR250Rで夏に3週間かけて北海道-東北ツーリングに行ったのですが、積載にはかなり頭を悩ませました。というのも、キャンプ泊中心で考えていたため、当然キャンプ道具一式は持っていく必要があります。一方で、林道も楽しみたいのでトップのキャリア上にばっかり荷物を積み上げてしまうと重心が上がり林道が走りにくくなる...。

というわけで、去年は先人の方々の知恵を借りようとインターネットで調べた上で、ウルフマンのE-12サドルバッグを使ってツーリングに出ました。

E-12サドルバッグは、左右合計で22ℓの容量を持ち、オフ車のサイドの形状に沿ったバッグで見た目も非常にかっこいいです。ただし、防水ではないため、ロングツーリングの際には荷物が濡れないように工夫が必要になります。

そんな中、今年の春先にウルフマンを扱っているジャペックスさんが、新たにエンデュリスタンというメーカーの商品を輸入し取り扱うという情報を得て、サドルバッグを新しく購入しました。

それがこのブリザードサドルバッグLです。そう、まさにこんなバッグが欲しかったんだ!...との思いから、3万円という少々値が張るバッグでしたが迷わずポチりました。

昨年度、ウルフマンE-12サドルバッグでツーリングした際には、「あ〜...雨降ってくるかな?そろそろカバー掛けたほうがいいかな?...でもカバー掛けると荷物出しにくくなるしな...」なんて考えながら走る場面も1度や2度ではありませんでした。このエンデュリスタンのブリザードサドルバッグは、縫い目のない溶着構造で完全防水になっています。口はロールトップ方式で簡単に開閉が可能。これで去年の悩みは吹き飛ぶはず...と期待しています(^_^)。

また、バイクの車体とこすれる部分にはパッドが入っています。多少重いものを入れたりする場合にも、車体にキズが付かないようにとの配慮でしょうか。

バッグの内部は赤!これはバッグ内の荷物を見やすくし、取り出しやすいようにするためのものだということです。中には特にポケットなどの小物を入れておくスペース等はありません。

ロールトップの口を閉じるとこのようになります。見た目も中々かっこいいですし、触ってみた感触もガッシリしていて頑丈そうです。僕が購入したのはLサイズのため容量は左右合計で24ℓあり、そこそこ荷物を入れることができそうです。

さらに、このサドルバッグはベルクロなどで外側にも色々と取り付けることができるようになっています。これを使ってエンデュリスタンの他のバッグを取り付けたり、あるいは自分の工夫次第で色々な活用ができそう。

まだ、実際のロングツーリングに使っていませんので、良し悪しは何とも言えませんが、思い描いていたようなバッグが手に入りましたのでとても期待しています。

使ったらまたレビューを追記したいと思います(^_^)。

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20160702追記

リザードサドルバッグLをWR250Rに取り付けてキャンプツーリングへ行ってきました(^_^)。実際に使ってみていくつか気が付いたこともあったため追記していきます。

まずはオフ車に取り付けたときの外観です。オフ車用だけあって見た目も損なわれていません。この辺りは流石だなぁと思います。オフ車は(...に限らないですが)見た目も大事!
※エンデュリスタンのトルネード2とインフェルノヒートシールドも装備しています。

サドルバッグの取り付けはかなり面倒です。下記の写真の通り左右のバッグが丁度良い位置に来るようにベルトを調整しながら取り付けることになるのですが、コレが結構大変(^_^;;)。

しかし、ウルフマンE-12サドルバッグも初めて取り付けた際には同様の苦労をしているため、この系統のサドルバッグには付き物であり致し方ないところでしょうか。初回以降は微調整でよいので大変なのは最初だけですが...。

一方で、このようにベルトをシート上に載せてバッグを固定する方式のメリットは、いちいちシートを外す必要がないことだと思います。サイドバッグの多くはシートを外して、車体とシートの間にベルトを挟みこむ方式が多いですからね。

WR250Rに関して言えば、シート下のボルトを2本外すだけでシートは外れます。そうは言っても、この作業をせずとも取り付けられることは個人的にはかなりのアドバンテージに感じます(^_^)。

積載量も良好です。上でも言及している通り、荷物を積んでの林道ツーリングではなるべくトップを軽くしてサイドに荷物を振り分けたいものです。僕は今回、ブリザードサドルバッグに愛用しているモンベルのクロノスドームを入れて使用してみました。これまでテントと言えばトップのドライバッグに入れるのが常でしたが、荷物の中でも特に重量のあるテントをサイドに振り分けられると安定感が増します。

加えて、2〜3週間のロングツーリングにおいては、キャンプ明け方の撤収時に雨が降ってしまうこともしばしばあります。このような場合であっても、テントをサイドバッグにパッキングするようにしておけば、テント以外の荷物を濡らさず撤収することができます。テント内でテント以外の荷物をトップのドライバッグに詰め込み→バイクに括り付け、最後にテントを畳み→サイドバッグへいれる...この手順ならテント以外は濡れることはありません。

積載量は良好と言いましたが、サドルバッグ自体が特殊な形となっているため、入れ方は多少工夫する必要はあるかと思います。特に、比較的重たい角張ったもの(例えば焚き火台など)を入れたりする場合は、バッグの一箇所に加重がかからないように注意しないと破けたりしちゃうと思うので注意したいところです。

サドルバッグの下部には他の荷物(例えばガソリン携行缶)を取り付けるためにベルトが付いています。正直なところ使わない人にとっては、これらのベルトはちょっと邪魔に感じるかと。

最後に、やっぱり値段がちょっと高いですよね...(^_^;;)。もうちょっと安ければいいのになぁって事で、ブリザードサドルバッグのレビューを終わりにします。

おしまい。