ツーリング 北海道 フェリー編 2010-08-02〜03

そういえば、フェリー乗り場で出会った人たちが言っていましたが、

皆さん、ETCで休日1000円を利用してココまで来た人ばかりでした。

そうか、そういえばそんなのもあったなぁ、、とか思っていたんですが、

負け組みの僕は、ETCなど付いてないので、高速代5650円でした…

と言っても、ETC付けるだけで何万円か取られるみたいなので、そうでもないか…。


乗り場で、ハーレーのオジサン2人組みに、

家族連れの子供はフェリー内では、うるさいなんてもんじゃない、などと話を聞きながら、

車が続々とフェリーに乗船していくのを横目に、遂にバイクの乗船がスタート。

僕は最後の方だったのですが、フェリー内にバイクを停めるときに、

「ハンドルロックでローギアお願いします」と言われてるのに、

なぜかローではなく、いつもの癖で、ニュートラルにしたまま客室に行ってしまいました。

荷物は、新日本海フェリーでは、バイクの転倒防止のために、

外して、近くにある網棚に載せるか、客室に持って行く感じになります。

ただし、サドルバッグや僕の固定型のリアボックスは付けたままでOKでした。


客室に着くと、ホテルのフロントみたいな場所で、部屋を指示されます。

僕は、S寝台という一人用のベッドのある個室を頼んでいましたので、

そちらの方に向かいました。

こんな感じの場所です。一人用のスペースをカーテンで仕切れるようになっています。

後で、二等客室などもチラッと覗いてみましたが、割と狭く、

18時間の間、フェリーに乗船することを考えれば、疲れをとる上でも、

S寝台の方が断然、おススメできると僕は思いました。


フェリーの中で僕が何をしていたのか、簡潔に言うと、ずっと寝ていました(笑

もうとにかく疲れていたので、18時間のうち14時間は寝ていたと思います。


また、フェリーで自分が酔うのかどうか分からなかったのですが、

出航して、船が進んでいる妙な感覚が伝わってくるものの、酔うことはありませんでした。

一応、前日に酔い止めを買って準備はしていたんですが…


ずっと寝ていたとは言え、ココに来るまでにびしょ濡れになってしまったので、

服を洗濯しようとランドリーの方に行ったのですが、

洗濯機は占拠済みで、みんな素早いなぁ…と思いつつ、空くのを待ちました。

すると、もうとっくに洗濯終わっているのに、何時間も取りにこないで、

洗濯機の中に放置したままの人がいるんですよねぇ…

僕よりずっと前に洗濯機使ってて、僕が乾燥機使い終わっても、まだ残ってましたから…

洗濯機が何台もあるわけじゃないんだから、考えろよ、と思いましたが、

そういう人はどこに行ってもいるもんですね。まったくため息しか出ません。


とりあえず、洗濯も終わったので、ズッシリとした眠気が襲ってきて、

一気に眠りに落ちていきました。

次に起きたのが、記憶によると確か15時過ぎごろだったと思います。

まだ少し眠たいものの、風呂にも入りたいし、

向こうについてからどこに行くのか、マップルと0円マップを見ておく必要があったので。

まずは、空いてるだろうと大浴場の方に行ってみると、

案の定、結構空いていて、悠々とくつろぎながら風呂を済ませることができました。


で、ツーリングマップルと0円マップを眺めていたのですが、

まもなく、すさまじい眠気が襲ってきて、気がつくと散らかしっぱなしで寝ていました。

起きたのは19時頃で、夕食はどうしようかと悩んだのですが、

せっかくだし、フェリーのレストランで取ることにしました。

感想ですが、値段が高い。大しておいしくもない。以上です。

これなら、カップ麺買っておいて、船内で冷えたビール片手に食べた方がおいしいし、

節約にもなるし、合理的だと思います。


船内にはビールも販売されていたので、1人で一杯やろうかとも思いましたが、

旅も始まったばかり…1人で一杯やるには早いだろうと、自重することにしました。


その後は、ボーっとしたり、寝たりしている間に、いつの間にか小樽到着の時間に。

ニュートラルのままだし、まさか倉庫内で転倒してないよな?とか思いつつも、

マグナは問題なく無事でした。

僕以外のライダーはもう既に、降ろした荷物を括り終わって、

出る準備ができていたので、大急ぎで荷物をまとめにかかったのですが、

結局、フェリーを出るのは、僕が一番最後でした。

僕の隣のハーレーのロードキングのオジサンが、バイクを固定しておくための、

チェーンを乗り越えるために、何度もバイクを引っ張って頑張っていました。

重たいバイクはこうゆう時は大変だなぁ、と思い、手伝おうと思っていたら、

チェーンをちょうど乗り越えられたみたいでした。

俺より全然、体も小さいけど、倍近い重量のバイクを取り回してるんだから、

やっぱり、バイクの扱いは力じゃないんだよなぁ…と思わさせた瞬間でした。


さて、最後になりましたが、フェリーから出て、みんな一様に散っていきます。

僕は、一番後ろから、思い思いの方向へ走っていくバイクを見ていたのですが、

結局、僕はフェリー内でろくにルートも考えずに寝ていたので、

いきなり、「どうしよう…?」という感じになっていたのです(笑

続く。